2018年、ロンドンのサザビーズで開催されたオークションにバンクシーの作品が出品された。
落札価格は100万ポンド、日本円でおよそ1億5000万円で、これはバンクシーにとって、2番目に高い落札価格だった(当時)。
しかし、落札が決まった瞬間、会場にアラームが鳴り響くと、額縁に仕掛けられたシュレッダーによって作品を断裁し始めた。
騒然とする会場を尻目に、断裁された作品は関係者の手によって会場から運び出されていった。
その後、この作品はガールウィズバルーンから「Love is in the Bin」と改名された。
何故作品を断裁したのか?
それは投機対象として金だけが積まれていくオークション・ビジネスへの批判だと言われている。
オークションビジネスへのテロ行為ともいえるシュレッダー事件。しかし、事件後、断裁された作品は「史上初めてオークションの最中に生で制作された作品だ」とサザビーズが宣伝し、落札者も落札金額を支払って購入。批判そのものがオークションビジネスに取り込まれ、結果として作品の市場価値を引き上げてしまうこととなった事件である。
そして2021年10月、この作品は再度オークションにかけられ、驚く事に予想をはるかに超える総額1850万ポンドで落札された。これは2021年3月に1680万ポンドで落札された「ゲームチェンジャー」を上回り過去最高額となった。
オークションを取り仕切ったサザビーズのオリヴァーバーカー氏は落札が決定した後、作品が「まだそこにある」ことに安心したとジョークを飛ばした。
こちらの作品はこの有名な「シュレッダー事件」のレプリカを制作したものとなります。
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¥29,700(税込)
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